月と星のロマンス
月は、星とお話してみたいと思っていました。
星もまた、月の存在がずっと気になっていたのです。
(あの方と一言でも言葉を交わせたらどんなに楽しいだろう)
気の遠くなるような歳月を重ねたある日、
赤や青のドロップスのような星屑たちが
星を目がけてやってきました。
そのうちの一粒が吸い込まれるかのように、
星の中に入っていき、真ん中に留まりました。
すると突然!月と星は
互いの言葉がわかるようになったのです。
月と星は話してみたいこと、
聞いてみたいことが山のようにありましたが
互いに見つめ合った瞬間に、言葉は必要性を失ったのでした。
月と星のロマンス
月は、星とお話してみたいと思っていました。
星もまた、月の存在がずっと気になっていたのです。
(あの方と一言でも言葉を交わせたら、どんなに楽しいだろう)
気の遠くなるような歳月を重ねたある日、
赤や青のドロップスのような星屑たちが
星を目がけてやってきました。
そのうちの一粒が吸い込まれるかのように、
星の中に入っていき、真ん中に留まりました。
すると突然!月と星は互いの言葉がわかるようになったのです。
月と星は話してみたいこと、
聞いてみたいことが山のようにありましたが
互いに見つめ合った瞬間に、言葉は必要性を失ったのでした。